毎月1社の特集が載る『がんばってMASSE』のコーナーで、11月号に弊社のことを取り上げてもらいました。

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普通のことを普通以上に

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印刷通販がシェアを広げておりますが、その一方で、顧客の感性に訴えるような、他社と差別化できる印刷物も注目されており、その表現のためには、シビアな色調管理や、紙や加工の工夫が求められております。弊社の生産部門は、製版部と印刷部があり、製版部にはオンデマンド出力機1台、大判インクジェット出力機2台、CTP出力機1台があり、印刷部の設備は、菊全4色機1台と菊半の4色機2台です。1つ1つは特別な設備ではありませんが、これらを総合することで、普通以上のサービスに結び付けております。

製版×印刷 1

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弊社の歴史は、高知県大豊町という山奥出身の父が、中学卒業後に単身大阪に出てきて10年間写植会社に勤め、昭和36年25歳の時写植会社を立ち上げたのが始まりです。そして翌年には、それに加えて、製版も始めました。弊社が得意とさせてもらっていることに、色調要求度の高い印刷物があります。これは、50年以上前から製版部を立ち上げ、その経験が活かされております。製版は、高難度の画像修正や色調修正にも対応いたします。また、1つの建物内に製版部と印刷部があり、そのためにコミュニケーションが取りやすく、製版は印刷が色を出しやすいように網点調整し、また印刷で色が合いにくい時は、即時に製版部と相談して、網点の調整をします。プロファイルを合わせているので簡易校正と印刷の色が近いですし、またシビアなものには本機校正をかけます。印刷機が菊全と菊半の両方あるので、どのサイズの印刷物でも本機校正が可能です。難度の高いアパレルのカタログやマンションのカタログでは、お客様と営業、データのオペレーター、印刷オペレーターの4者で打ち合わせもしますので、さらにお客様の意向を受け取りやすいです。

菊全×菊半

IMG_2899刷機に菊全と菊半の両方あることで、いろいろな利点があります。先ほど述べたように、本刷りが菊全の場合でも菊半の場合でも、どちらでも本機校正の対応が出来ます。簡易校正も、両方の機械にプロファイルを合わせてあります。またそれ以外でも、1つの仕事で菊全と菊半の両方の台があるときに、利便性を発揮します。例えば、冊子物の表紙が菊半の印刷で、本文が菊全の印刷ですと、表紙と本文に共通の網点部分が有ったり、見開きの絵柄がある場合に、菊全と菊半が同じフロア内でコミュニケーションを取り、お互いの色を合わせます。同じ絵柄のポスターが菊全で、チラシが菊半というような時でも、お互いのオペレーターが確認しながら色を合わせます。なにしろお客様が分離発注せずに一括の発注で済むことでも、お役に立てているようです。

 

印刷機長は、全員1級技能士です

製版×印刷 2

製版とCTPがあることで、急ぎの入稿や内容変更の場合にも、タイトなスケジュール調整や情報の細かなやり取りをすることで、スピーディーな対応が可能です。また製版の立場からすると、同じ建物の中に印刷部があるので、版面設計などで確認が必要な時は、すぐに印刷部に相談が出来ます。 印刷と製版がお互いの知識を持って、ミスの防止、効率化に繋げております。

印刷~製本・加工

IMG_2897今の世の中ではワンストップも普通になってきましたが、分業が業界の常識だった時代から、製版・刷版・印刷の社内生産に取り組み、また、様々な加工会社とも協力関係を築いて、入稿から納品までのワンストップ体制で、お客様の要望に応えてまいりました。ですから、様々な製本・加工会社との付き合いを大切にし、営業と工務が知識を蓄積してお客様のご要望に応え、またお客様の作りたい印刷物に対しての最適な加工の提案もさせていただきます。特殊な加工もありますし、また特殊ではなくても普通より進んだもの、例えば無線綴じ製本で、折り返しが多くても、筋が入ってしまうような不具合の無い製本とか、広い面積でも綺麗な仕上がりの箔押しといったような、特殊技術とまではいかなくても、なかなか出来ないレベルのお仕事が得意な加工会社と連携を取って仕事をします。仕分けや発送も受けますし、昨年から1フロアを倉庫にし、一時預かりもしております。

 

 

様々な加工の相談を承ります

足し算から掛け算へ

IMG_1714-300x225[1]先ほどから述べさせてもらっております弊社の特徴を発揮する上で最も大切なことは、社員同士がしっかりと良いコミュニケーションを取ることだと思います。3年ほど前からですが、社員全員での朝の掃除や、社員が自主的にミーティングをして、仲間意識・コミュニケーションを大切にし、そうすることで、さらに1つ1つの特徴が掛け算となって、弊社の強みとして発揮されるよう、そしてお客様のお役に立てるように―――がんばってMASS!