仕事内容は?
営業部が受けてきたお客様からの発注をもとに、チラシやカタログなどを印刷する仕事をやっています。
データ部が制作した刷版(さっぱん)と呼ばれる印刷原版やインキ、紙を印刷機械にセットしてから印刷しますが、温度や湿度などによってインキや紙も微妙に変化するため、お客様が希望される色を実現するよう、インキの色や濃度を調整したり、印刷速度などの機械の設定を調整したりしています。
納期遅れがないようにするのは当然のことですが、一般の方が裸眼で見たくらいでは気付かないようなピンホールと呼ばれる小さな穴や紙の汚れ、紙粉(紙を断裁するときに出てしまう繊維のチリのこと)などにとくに気をつけています。
この仕事の喜び?
時々お客様が立ち会いに来社される際、「もとの原稿より色が良く出ていて綺麗」と喜んで頂けるのが嬉しいです。
営業担当者と異なり、私たち製造担当者はお客様と接する機会は少なく、最近は短納期のご要望も増えているので納期面の苦労も多いですが、日々の努力が報われたと思える時です。
これまでの失敗は?
以前ある製造業の部品のカタログで、印刷物表面に意図しないインキが付着するボタ落ちと呼ばれる不良が発生したことがありました。幸い出荷前に見つけ、お客様にご迷惑をお掛けすることはなかったのですが、それ以来、機械の運転前と運転後に、機械の清掃を徹底的にやるようにしました。清掃をダラダラやると非効率ですし、担当者によって清掃箇所のバラツキがでないよう、チェックリストに基づき、清掃の漏れがないようにしています。
現在、自分は社内の5S委員会(※)のリーダーとして、他の部の人たちと一緒に全社的な整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)に取り組んでいます。
(※)弊社では製造部の野本をリーダーとして、営業部など他の部の人員も含め計5名から成る5S委員会を2011年9月に発足させ、印刷現場や倉庫、事務所など社内全体の5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)に取り組んでおります。
今後の抱負は?
5S委員会のリーダーとして、社内の整理・整頓・清掃・清潔・躾をしっかりとやり、既存のお客様が立ち会いに来られた際や新規のお客様が見学に来られた際に「昭和誠輝堂さんの現場はスゴイね!」と言って頂けるようにしたいです。
それから2才の男の子がいるのですが、昆虫や車、電車といった図鑑の印刷をやってみたいです。本屋さんで息子が手に取り、買って帰り「お父さんが印刷したんだよ」と言いながら自宅で一緒に読むのが夢です。